農×景×まち+関西=???
2007-10-21T16:50:42+09:00
mitsufumi_okada
ボクの思考のメインテーマとなっている4つのテーマ、「農」「風景・景観」「まちづくり」「関西」について、勝手に綴るブログです。
Excite Blog
農業の真面目な話
http://okamitsu.exblog.jp/7604895/
2007-10-21T16:40:00+09:00
2007-10-21T16:50:42+09:00
2007-10-21T16:40:24+09:00
mitsufumi_okada
農
ちょっと真面目に考えてみたくなった。
つまんないですよ。
農業の話。
民主党が農業政策を参院選の争点にして以来、
最近、農業問題がよく取り上げられる。
金曜日の夜、NHKで農業に関する番組をやっていた。
番組冒頭の問題提起は、
耕作放棄地がどんどん増えて
現在38万haを超える現状の紹介から始まった。
そして、番組後半の現状打破の部分では、
大規模化によるコスト削減、ITの駆使による栽培管理、
大手飲食店との提携による販路の安定化など、
さまざまな工夫で生き残りをかける生産者を紹介し、
農業には可能性もある!という結びだったと思う。
でも、これ、ずれていると思う。
さまざまな工夫で生き残りをかける。
競争に生き残る。
これはとても大事なことだと思う。
でも、競争に勝つ人がいるということは、
競争に負けて淘汰される生産者、地域、農地も
裏で同時に発生するということだ。
冒頭の問題提起にあった耕作放棄地の問題が、
これで解消されるのだろうか?
そもそも、農業というのは、自分たちが食うもんを作る、という
極めて当たり前の生業だ。
いきなり競争と言われても、
全国の多くの零細農家は困ってしまうのではないか。
日にち変わって、土曜日の夜にも
NHKで農業に関する番組をやっていた。
こちらの番組では、食料自給率39%という問題提起から始め、
生産者および消費者のそれぞれの立場から論じる、
という構成になっていた。
録画してあるが、まだちゃんと見ていないので
間違っているかもしれないが、
一部を見た限りでは、議論が全く噛み合っていない印象を受けた。
討論参加者の問題意識がバラバラだからだ。
消費者の選択性の問題、
食の安全性の問題、
FTAやEPAといった他産業も含めた輸出入の問題、
農山村を中心とした地域の衰退の問題、
全部が同時に一緒くたにごちゃごちゃ議論されているから、
噛み合うはずもない。
その大前提として、農業を産業と捉えるのか、
それとも文化・生活・環境のための活動と捉えるのか、
その部分もごちゃごちゃだ。
テレ朝に出てくる田原総一郎は、
政治家と農業問題を論じる際に、必ず
「あなたの○○党は農業を産業と捉えるのか?」
と質問する。
ここの仕分けがまず重要だと思う。
ここから先は個人的な考えだが、、、
まず、産業としての農業の問題。
農業の輸入自由化といった問題についてだが、
国産と海外産を選択するのはあくまでも消費者だと思う。
国産を選択する消費者が多ければ、自給率も上がる。
日本の農業を守りたいのであれば、
消費者が、多少高くても、国産を購入するという、
価値観を広めることが必要だと思う。
ただ、事はそんな綺麗ごとだけでは済まない。
かくいう自分も、カリフォルニア米でも中国米でも、
安いお米が店頭にあれば、そっちを買うだろう。
自分みたいな安月給の人間に、高い国産は選択できないのが現実だ。
選択肢がほしい。
それでも国産を選択させるためには、
安い国産、あるいは安全性や鮮度の高さなど付加価値により、
国産を選択させるようにしなければならない。
そのための方策には、2つの方向性があるだろう。
1つは、これは耕作放棄の問題も併せて解消するものだが、
「株式会社日本国農業」のように、
日本国内の農産物を一律化することだ。
生産コストのかかる中山間地の農産物も安く販売し、
その分の赤字分は、生産効率の良い地域の農産物の価格に上乗せし、
補填する。
さらに民主党の言うように、生産農家一軒一軒に所得保障をする。
つまり、国内での競争を一切排除し、
国産の一律化を図って輸入農産物に対抗するというものだ。
しかし、これは今や現実的ではない。
そうすると、もう1つの方向性となるのが、
各生産者による付加価値創出等の努力である。
価格(コスト削減・効率化)、安全性、鮮度保持、一定の販路獲得など、
NHKの番組でも取り上げられていた努力を続ける、広めるというものだ。
農業行政にはそのサポートが求められる。
ただ、前述のとおり、これで耕作放棄地問題が解決するとは思えない。
自由主義経済のもとでは、淘汰される部分が生じる。
その対応が必要だと私は思うが、
その必要性が共有されていないのが現状ではないか、
そこが最も大きな問題なのではないかと思う。
私は農村の風景が大好きである。
そういう風景を残したいと思う。
耕作放棄地が増えれば、その風景は壊れる。
冒頭の写真は、筑波山の麓である。
田園の中の濃い緑の部分は、耕作放棄地である。
茨城県は農業県であり、放棄地は少ない地域ではあるが、
仮に、全部濃い緑の放棄地になったら?
それに、環境も重要だと思う。
コウノトリはなぜいなくなったか。
戦後の湿田の乾田化や農薬散布などの
農業効率化の影響が大きいといわれる。
“夕焼け小焼けの赤とんぼ”と歌われる
アキアカネはどこで産卵し、どこで羽化するか。
カエルは?メダカは?どこで生活する?
メダカの学名のOryzias latipes は、
『稲の周りにいる足(ヒレ)の広い魚』という意味である。
これ以上例を挙げていたらキリがない。
こういう生き物の環境としては、
戦後の圃場整備や農薬散布の影響の点も問題視されているが、
そもそも農地がなくなったら、話は終わりである。
こういう問題を、どうにかするべきなのか否か。
それをまず共有することが必要だ。
実は農業関係のコミュニティに問題提起をしたこともあるが、
「生産できなくなった農地はそのまま自然に還ればいい」
という生産者のご意見も少なくなかった。
大多数の国民が「風景?環境?そんなのどうでもいいよ」
と言うならば、仕方ないかもしれない。
どうでもよくないのなら。
これは農業を産業と捉えていては解決不能な気がしている。
求められるのは、産業としてではなく、
文化・生活・環境のための農業と言う視点である。
この場合には、
必ずしも生産物の自由市場流通を主目的としない農地管理、
さらに場合によっては食糧生産も行わずに
農地に類似する環境を保持するような農地管理
というものができるシステムを作らねばならないと思う。
行政的には、農林水産省よりは、
国土交通省や環境省の範疇に入ってくるかもしれない。
その縦割りがまず最大のネックかもしれない。
そのシステムの内容までくどくど書いているとさらに長くなるが、
要するに、
産業としての農業の育成と言う視点と、
文化・生活・環境のための農地管理と言う視点の、
2本立てで考えていかないといけないのではないか、
と考えている次第である。
そこを整理し、問題点とテーマを峻別して議論していかないと、
収拾はつかないのではないかと思う。
こんな拙文をここまで読んでくださったお方は、
とっても奇特なお方かもしれませんね。
感謝します。
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農業の政策(無知なつぶやきです。あしからず。)
http://okamitsu.exblog.jp/7293354/
2007-08-14T19:10:00+09:00
2007-08-14T19:13:08+09:00
2007-08-14T19:10:11+09:00
mitsufumi_okada
農
こないだの参議院選挙の前後で、
テレビで農業政策について政治家が討論する場面を何回か見た。
今年に入って民主党はえらい農業を取り上げているみたいだけど、
僕がテレビで見たのは初めてだった。
不勉強なんだけど、
大規模なところに金を出す、
っていう今の政策の論拠が、ずっとイマイチよく理解できなかった。
そういう意味では、民主党の人が言ってる反対意見の方が、
すんなり入ってくる。
でも、かと言って、民主党の政策の方がいいかと言うと、
これまたイマイチ、ピンと来ない。
選挙対策とうがった見方もできる代物。
もうちょっと勉強して、整理しよう。
ただ、耕作放棄地が増えている昨今、
これを農“業”だけで何とかするのは、
少なくとも短・中期的には無理な気がする。
環境の側面から、農業を守るのではなく、
「農地(の環境)を守る」ことを主目的にした
取り組みも必要ではないかと思うのだが。
それと、エコブームで有機とか無農薬とかが叫ばれる昨今だが、
農薬使ったっていいじゃないか、って思う。
農薬を適正に利用して、一定品質の商品を効率的に生産し、
安定供給することに尽力するのも、
消費者に対する一つの誠意だ。
そういう商品が淘汰されるかどうかは、
消費者が決めることで、
政策的にあんまり突っ込むことにはやや疑問。
そんなこんなを含めて、
どうも農業政策の議論はバランスを欠いているような気がする。
でも、もうちっと勉強が必要だな。。。]]>
大根の収穫
http://okamitsu.exblog.jp/6796407/
2007-04-30T14:50:49+09:00
2007-04-30T14:50:49+09:00
2007-04-30T14:50:49+09:00
mitsufumi_okada
農
残りはイチゴと玉ねぎです。
GW明けたら、なんぞ果菜を植えようかいの。
↓葉っぱ切る前に写真撮りゃよかった。白く見える枠が、A3サイズです。11月の種まきでも、このくらいにはなるんですね。ただし、暖冬のおかげかも。
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井の頭公園 花見の賑わい
http://okamitsu.exblog.jp/6710892/
2007-04-09T11:39:22+09:00
2007-04-09T11:39:22+09:00
2007-04-09T11:39:22+09:00
mitsufumi_okada
景観
場所取り担当の僕は、早朝から夕刻まで、桜を満喫しました。
そんな春爛漫の井の頭公園の光景。
↓シートに布団をひいて、ねっころがって夜桜見物♪
↓空が明るくなってきました。
↓朝日が昇りました。
↓朝の六時頃には場所取り部隊が続々到着。
↓微笑ましきカップルさんを盗撮。
↓水鳥たちがいなくなり、代わりにボートで賑わう春の井の頭池。
↓昼になると、七井橋は大渋滞。
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一冬越えたベランダ菜園
http://okamitsu.exblog.jp/6584633/
2007-03-10T14:15:13+09:00
2007-03-10T14:15:13+09:00
2007-03-10T14:15:13+09:00
mitsufumi_okada
農
大根は、通常は10月頭までに種をまくものだから、まだ単なる根っこでしかない。このまま花が咲くのかなぁ。
小松菜・ほうれん草・水菜は、12月に鳥に全部かじられたにしちゃぁ、よくここまで復活したもんだ。粥にでも入れて食べようかな。
あとはイチゴと玉ねぎ。イチゴは作ったことないから、この先どうなるのかさっぱり分からん。とりあえず、ほっといたらどうなるのか、見てみよう。玉ねぎは、ちょっと膨らんでいる。このまま玉になってくれるのかどうか。
↓小松菜と水菜
↓手前がほうれん草、真ん中がイチゴと玉ねぎ、奥が大根
↓このまま“玉”ねぎに膨らんでくれるかどうか
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「居心地ええやろなぁ」満載のバリ島
http://okamitsu.exblog.jp/6527042/
2007-02-25T08:10:00+09:00
2007-02-25T08:16:51+09:00
2007-02-25T08:10:22+09:00
mitsufumi_okada
景観
そんなバリ島を昨年訪れました。そこで、一番印象に残ったこと。見せる文化でもなく、食事でもなく、観光客相手の工芸でもありません。それは、居心地のよさそうな、気持ちのよさそうな空間が満載であったことです。実際に現地の人が気持ちよさそうにたたずんでいる時もあるし、誰もいないけどあそこは絶対気持ちがいい!と思わせる場合もある。元々の風景自体は、日本とたいして変わらないのです。でも、その感じ方が、ちょっと違う。
例えば、クタビーチの緑陰。海岸の見た目は九十九里と似た感じだけど、砂浜の傾斜が座るのにちょうどいい感じで、その傾斜に午前中は並木の木々が影を落とす。もちろん、並木の下はいつも涼しげ。
例えば、田園の中の昼寝小屋。日本のどこにでもある田んぼ・棚田と大して変わらない風景だけれども、必ず昼寝小屋があって、そよ風を感じながら寝たらさぞ気持ちよかろうと思わせる。
例えば、風のオルゴール。ブサキ寺院の上にある土産物屋の店先の商品とはいえ、見晴らしの良いところに、風で動くオルゴールが置かれており、視覚だけではなく聴覚をも楽しませる。
そこに生活をしている人々の感覚とは異なるとは思いますが、何か、暮らしの中、あるいは自然との向き合い方の中に、日本人とは違う余裕、あるいは素直さのようなものを感じます。せかせかした日本では、やや忘れられている感覚のような気がしたのでした。
↓クタビーチ。朝早かったので、長い緑陰が砂浜を包んでいます。波が高いのでサーファーに人気の海岸。
↓アバン郊外の棚田で見た昼寝小屋。生えていた木を利用したわけではなく、昼寝小屋の用材から木が生えてこのようになったものと思われます。
↓ブサキ寺院でみた風のオルゴール。
↓クタ・レギャン郊外の田園風景。クタで自転車を借りて、ポタリングしたときに描いた一枚。
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情景
http://okamitsu.exblog.jp/6468363/
2007-02-12T12:25:00+09:00
2007-02-12T17:17:33+09:00
2007-02-12T12:25:04+09:00
mitsufumi_okada
景観
自分の仕事は、「景観」というものをひとつの大きな軸としている。でも僕は、どうも「景観」という言葉に抵抗感をどんどん強めてきていた。「景観づくり」という言葉が、とてもおこがましいもののように思えてきていた。この違和感はなんなんだろう。。。整理できるようで、イマイチもやもやしていた。どうしても見つからないワンピース。そんなジグソーパズルのような気持ちの中に、すっと突然はまり込んだワンピース。それが「情景」という言葉だった。単純な言葉なんだけど、なんでこれが見つからなかったんだろう。
なるほど、僕が作りたいと思っていたのは、「情景」だったんだな。いろいろな人の心の中に染み入るもの。視覚だけではない、五感を通して染み入ってくるもの。
その場では、記憶の映像の残り方の話も出た。ある人は、遠くの山並みや建物など、風景全体の構造が記憶に残っていると言った。僕の場合は、きらめくススキの穂であったり、どこかのお店の暖簾であったり、庭先の花であったり、注視点の映像が残っている。映像だけではなく、店からこぼれる光や、そのときの日差しの暖かさも一緒に残っている。僕は絵を描いているが、あれでも同じだ。描く時は、全体の構図デッサンなど全くせず、いきなり細部からサインペンで書き込み始める。そして出来上がった絵には、描いているときのそよ風や子どもたちの歓声や声をかけてきた人の言葉や木々の匂いなどが封じ込められていて、自分の絵を見返すとそれが蘇ってくる。
「情景」というピースが見つかり、少しパズルが出来上がった。でも、それは全体のほんの一部でしかない。いったいぜんたい、この「情景」を作っていくためには、どのようにしたらいいのだろう。技術者1人でもできないし、技術者がいくら集団で組んでもできない。ひとそれぞれに染み入る「情景」は異なる。そもそも作るものなのか?やるべきことは何のか?整理がついたと同時に、また難しさが見えてきた。でも、今自分がやっていることはこの作業から少なくとも外れてはいないだろう、という自信も少し加わった。はてさていったい、このパズルは何ピースあるんだろう。たぶん一生作り続けるんだろうな。
難しいけど、、、このジグソーパズルは、楽しい。
↓バリ島・クタビーチの情景
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吉祥寺生活より~惚れる仕合せ
http://okamitsu.exblog.jp/6334267/
2007-01-14T11:04:00+09:00
2007-01-14T12:42:30+09:00
2007-01-14T11:04:57+09:00
mitsufumi_okada
まちづくり
土地に惚れ 女房に惚れて その上に 仕事に惚れる ひとは仕合 (坪野平太郎)
こうありたいものである。
「仕合」は、いわゆる「幸福」の意味だと思っていたのだが、広辞苑で見ると、「めぐりあわせ」「天運」といった意味が先に書いてある。たぶんどちらの意味も重要なんだろうな。
↓丸井の横から井の頭公園へと至る道、七井橋通り。公園の中から駅方面を見る。階段脇には「いせや」。夜に通ると、焼き鳥の白い煙に賑やかな店内の人声。これもなかなかよい。
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夏の終わりの筑波山いろいろ。
http://okamitsu.exblog.jp/6306446/
2007-01-08T10:23:00+09:00
2007-01-14T10:45:09+09:00
2007-01-08T10:23:42+09:00
mitsufumi_okada
景観
↓南側から見た双耳峰筑波山。お江戸からはこの形が遠くに見えました。
↓南西の方から見た、王冠型の筑波山。2枚目は、つくば特産の芝畑から。
↓西の方から見た筑波山。この写真は、まだ王冠の名残がありますが、もう少し北に行くと、一番右の峰が消えて、単峰と左側のこぶ、という形になります。小貝側沿いの公園より。
↓北西から見た、2つの峰の筑波山。最初の双耳峰の形よりも、少しシュッとした感じ。別名「結城筑波」。ひまわり畑にて。
↓北西方向のほんの限られた方向だけで見られる、連続する3つの峰の筑波山。この写真だと、ちょっと真ん中が見にくいかな。小貝川の堤防から。
↓北から見た、なだらかな形の筑波山。最初の双耳峰の、裏っ返しバージョン。
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東京ポタリングVOL.11~五重塔と里の風景と新興住宅街
http://okamitsu.exblog.jp/6196950/
2006-12-15T22:58:00+09:00
2006-12-15T22:57:20+09:00
2006-12-15T22:50:34+09:00
mitsufumi_okada
東京ポタリング
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香林寺は山号を南嶺山と称し、大永5年(1525年)に開山された。
五重塔は当地開発に伴う区画整理事業完了を記念して地権者が奉建したもの。昭和62年(1987)建築、高さ28.8m。丘の上の強風対策として軸部を鉄筋コンクリートに造り、その周囲の外装材を木曾檜で構成してあるので純木造塔ではないが、全容を禅宗様に造った珍しい塔である。(参考;五重塔が好き!http://blogs.yahoo.co.jp/sukegoro12)
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新しいものですが、本物志向で作られているため、けっこう風情があります。禅宗様の造りは珍しいそうですが、その辺の詳しいことは良く分かりません。
さて、このほど近くには、山田土筆さんという日本画家さんが、自宅のアトリエを私設美術館として公開しています。ただし、日本画家さんといっても、もとは数学の先生だったそうです。
この地の周辺は、新興住宅街としてかなり開発されているのですが、土筆さんは、昔の里の風景をずっと描いてこられた方です。香林寺の五重塔も何枚も描かれています。今では見る影もなくなってしまった里の風景を、地域の子どもたちにも知ってもらいたいと、自宅アトリエに子どもたちを呼ぶこともあるそうです。とても優しい方で、突然訪ねた私を画室にまで案内してくださいました。お話を聞いていると、ずっと細山の風景を見つめてきた思い、細山を愛する思い、細山のよさを受け継いで行きたいという思いがひしひしと伝わってきます。美術館の名前もご自宅であるにも拘らず、あくまでも「細山美術館」です。この土筆さんの思い、地域で受け継いで行って欲しいものですね。
↓新しいながらも風情のある五重塔です
↓立ち並ぶ観音様も微笑ましい香林寺境内の坂道
↓山田土筆さんの私設美術館
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東京ポタリング Vol.10 ~名前があるって素晴らしい(胸突坂)
http://okamitsu.exblog.jp/6147287/
2006-12-05T18:13:00+09:00
2006-12-05T18:15:08+09:00
2006-12-05T18:13:26+09:00
mitsufumi_okada
景観
↓胸突坂。その傍らには銀杏の巨木を擁する水神社。
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吉祥寺生活より~感動の青い鳥と名物の赤提灯
http://okamitsu.exblog.jp/5903823/
2006-10-21T08:52:08+09:00
2006-10-21T08:52:08+09:00
2006-10-21T08:52:08+09:00
mitsufumi_okada
景観
話は変わって、吉祥寺の有名な焼き鳥屋のいせやさん。モクモク上がる白い煙と店内から聞こえるざわめきは、吉祥寺のシンボルのひとつでもありましたが、建物老朽化のため、9月いっぱいでこの建物ともお別れ。ここに新しくビルが建って、その中で新装開店するそうな。またひとつ名物風景がなくなってしまうけれども、新しい風景がどうなるか、期待しましょ。
↓消えゆく吉祥寺の名物風景。この風景をとどめておこうと、周りには多くのカメラマンの姿も見えました。
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東京ポタリング Vol.9 ~国民的ヒーローVSヒロイン②・・・続いてヒロインの巻。フンワッフッフ。
http://okamitsu.exblog.jp/5813871/
2006-10-05T21:07:00+09:00
2006-10-05T21:09:11+09:00
2006-10-05T21:07:18+09:00
mitsufumi_okada
東京ポタリング
来ました来ました。サザエさん通り。通りはいたって普通な感じです。電柱電線が地中化されて空はすっきりしていますが、電気の設備(トランス)が歩道にボコボコ立っていて、あんまりすっきり感がなくてやや歩きにくい。ただ、このトランスにはサザエさんの絵が描かれています。それから、歩車道界に立つボラードの上には、サザエさん一家の面々が一人ずつ描かれています。こういうのを見ると、全員の顔を見ないと気が済まなくなりますよねぇ。僕の場合、波平さんがなかなか見つかりませんでした。
そんなこんなで長谷川町子美術館を目指して、自転車を押して歩いていると、ひとつのお店の中に、ワカメちゃんの姿を発見。身長60~70cmくらいの書き割りです。へぇ、このお店の人、こんなの作って飾ってるんだぁ、って最初は思いました。しかし、もう少し歩いていくと、文具店の前に、なんとさっきのワカメちゃんと同じような書き割りの、中島の姿が!おぉっ、ワカメちゃんと中島がいるってことは、当然サザエさん一家がみんなどこかに隠れているはずだ。早川さんもかおりちゃんも花沢さんも、もしかしたらアナゴさんまでいるのでは?当然そう思いますよね。かくして、「アナゴさんを探せ」のまち歩きが始まったのでした。
長谷川町子美術館の学芸員さんに聞いたところ、これは美術館にて全館をサザエさんのみの展示にした企画展(※)の際に、来館者が記念撮影を楽しめるように作成した書き割りを、企画展終了後に商店街に譲ったものだそうです。
※注:長谷川町子美術館は、サザエさん専門の美術館ではありません。長谷川毬子・町子姉妹が蒐集した幅広い美術品を、ぜひとも多く人に気軽に楽しんでもらいたい、という趣旨で開館しました。現在の館長さんは姉の毬子さん。通常、サザエさんの展示はコーナーがあるだけです。
そんなに立派な書き割りでなくとも、これが商店街にいるとなれば、ついつい探したくなるし、サザエさんのキャラクターのほのぼの感も手伝って、なんか会えたときにみょ~に癒されます。マスオさんなんて、八百屋の店の中に座っていました。探すエリアもそれほど広くないから、安心して歩き回れる。商店街をべったべたにサザエさんで飾っているわけではないのだけれども、なんかまちの中に浸透している感じがする。
ウルトラマン商店街で思ったことは、まさにサザエさん通りでやっているようなことなんですよね。適度な悪ふざけ、という感じがします。というわけで、国民的ヒーローVSヒロインの戦いは、今回はヒロインに軍配。
↓サザエさん通りの入り口です。通りの風景そのものはいたって普通。
↓トランスがボコボコあってやや歩きにくいのが難ですが、サザエさんの絵を楽しめます。
↓歩車道界にあるボラード。
↓ボラードの天端には磯野家・フグ田家の面々の顔。
↓おっ、中島だ!中島がいるってことは、みんないるはず。
↓な~んかいそうだな。。。
↓タマでした。
↓この子が誰だか知っている人、教えてください。橋本?西原?
↓マスオさん、そんなとこに座ってたら商売のジャマでは?
↓ワカメちゃんです。
↓カツオ君、お酒は飲んじゃだめよ。
↓あれ、こっちにもカツオ君。やっぱ元気だねぇ。
↓こんなウィンドウの中にも何かあるんじゃないかと思わず疑ってしまいます。いや、何もありませんでしたけどね。
↓フネさんです。
↓そして波平さん。
↓トーテムポール?
↓早川さんではないですか。
↓憧れのカオリちゃん。
↓おっ、そこにも人影発見!・・・と思ったら、、、なんだ、北澤か。
↓すし屋の前で虫取りとは、タラちゃんも粋だねぇ。
結局、ノリスケさん一家や伊佐坂先生一家、そして花沢さん、アナゴさんなどには会えずじまいでした(そもそもいるのかどうか知らないけど)。花沢さんはどこかの不動産屋にいたのかなぁ。。。
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東京ポタリング Vol.8 ~国民的ヒーローVSヒロイン①・・・まずはヒーローから。シュワッチ!!
http://okamitsu.exblog.jp/5759342/
2006-09-26T19:58:00+09:00
2006-09-26T20:55:31+09:00
2006-09-26T19:58:45+09:00
mitsufumi_okada
東京ポタリング
円谷プロ創業の地であることにちなみ、ウルトラマンをテーマにした商店街振興が行われているのです。こりゃぁ面白そうだ、てなわけで行ってまいりました。
どうやら駅前にウルトラマン像ができたらしい。そんな情報をもとに、駅の近くの駐輪場に自転車を止めて、祖師ヶ谷大蔵の駅前にまず行ってみました。いましたいました。だけど、、、なんだかな。商店街のメインストリートからちょっと外れたところに、こっちにお尻向けて立ってる。てっきり出迎えてくれるかと思ったのに。な~んか拍子抜けだな。。。まぁ、気を取り直して、ウルトラのコミュニティマートがあるらしいので、行ってみよう!と、商店街を北へ向かい、いざたどり着いてみたところ、なんと土日はお休みだって(この日は土曜日)。う~ん、なんのこっちゃ。もう一度気を取り直して、商店街の北端、西端、南端の3箇所にそれぞれウルトラマン、ゾフィー、帰ってきたウルトラマンが空を飛んでいるゲートがあるらしいので、行ってみよう!とテクテク北へ歩き出したら、途中に案内サインを発見。「ウルトラゲート、この先770m」。な、ななひゃくななじゅう!?ちょっと待て、既に駅から300mは歩いてるぞ。往復2キロかよ!商店街は駅を中心に北、西、南にそれぞれ伸びているわけだから、3つ全部見ようと思ったら、もしかして6キロくらい歩くんかい?思わず踵を返して、自転車を取りに行ったのでした。で、ちゃりちゃりペダルをこいで、3つ見てきましたが、う~ん、面白いけどちょっとちっちゃいな。電線がすぐ近くにあって、空飛んでるウルトラマンが電線に絡まっちゃいそうな感じだ。ゾフィーだけは、ちょっと気持ちよさそうだったけど。以上、ウルトラの旅、終了。
まちの中にウルトラマンが少しはあふれているのかと思いきや、そこまで悪ふざけはしていないみたいでした。途中、古い和菓子屋さんで、ウィンドウの中にウルトラマンのフィギアを飾っているところはありましたが、そこ一軒くらいでした。ちなみにこのフィギア、30年前のものだそうです。女将さんいわく、やっぱりウルトラマン商店街だから、押入れに眠っていたのを引っ張り出して、飾ってあげたのよ~、とのこと。こういうのを、もっと期待してたんだけどなぁ。この先も商店街にウルトラマン像とかを増やすんですか?と聞いたら、その予定はないと思う、とのこと。
ちょっとがっかりだったなぁ。ただ、このウルトラの活動は2005年から始まったばかりなので、これからいろいろと展開されていくのだろうと思います。「ウルトラマンでいくんだ!」と決めるのであれば、もっと遊び心、ノリのよさを発揮して、とことん徹底して悪ふざけしないと、面白くはならないでしょうから。商店街の場合、加盟店の範囲もあるし、くまなく客を歩かせないと不公平だとか、いろいろ事情があるのだとは理解していますが、3つのゲートがそれぞれ、駅から果てしなく遠い、商店もなくなって住宅街になりつつあるところにあるのでは、あまり意味がないのでは。それに、そもそもなぜウルトラマンなのか。商店街に来る人を増やしたいと思うなら、近隣の人々にはウルトラマンなどあまり関係ないでしょう。中には小さい子を持つ家庭で普段はよその商店街に行っている家族が、ウルトラマンがいるから、と子供と一緒に来ることはあるかもしれません。でも、多くの場合は、近いから来る、便利だから来る、不便だから来ない、いい店がないから来ない、ということの方が大きいのではないでしょうか。むしろ、ウルトラマンをテーマにする意義は、生活圏外からの客を呼ぶこと、あるいは話題性を振り撒くことでしょう。そうやって生活圏外から来る人が増えること、もしくはイメージがアップすることによって、商店街が潤い、商店主のモチベーションがさらに上がり、サービス等の質が向上すれば、近隣の人が増えてくるかもしれない。そんなもんだと思います。しかし、現状では、外からせっかく来た人を楽しませるほどのアイテムがまだ全然揃っていません。
願わくば、もし本当にウルトラマンでこの先も行くという覚悟をするならば、もっと豊富なキャラクターを活かしてほしい。ウルトラ一家と怪獣たちを合わせたら、膨大な数になるでしょう。やっぱりセブンにも会いたいじゃないですか。タロウにも、レオにも、アストラにも、80にも。それだけじゃない。バルタンにも、ジャミラにも、バラモンにも、会いたいじゃないですか。境港と同じ手法かもしれませんが、これだけ活気のある買い回り商店街、という舞台が全然違います。例えば、豊富なキャラクターが商店街の中に散りばめられていたら、やはり思わず商店街をくまなく巡ってみたい気にもなりますし、「ここの商店街の人はホンマにウルトラマンが好きなんやなぁ、アホやなぁ」と、とってもいい印象を持ってもらえるでしょう(アホっていうのもいい意味でね)。これくらいは、さほど金をかけなくてもできること。立派な像を並べずとも、書き割りでも良いんです。むしろ大金かけて像を並べちゃったりするほうが、引くかもしれない。
ウルトラマン商店街はまだ始まったばかり。今後の悪ふざけに大いに期待します。
がんばれ、われらがウルトラマン!
↓祖師ヶ谷大蔵駅のコンコースを出たところに、ウルトラマン飾りのマップが。
↓祖師ヶ谷大蔵駅のコンコースを出たところからウルトラマン像を探す。左奥に見えてるの、わかるかな。向こうを向いています。商店街のメインストリートは、この撮影位置から左方向に伸びています。
↓ウルトラマン像でっす。バンダイがつくった像みたいだね。
↓ウルトラマンの背中。ファスナーつけといてほしかったな。
↓これが商店街です。結構にぎわってます。
↓2階がコミュニティマート。さまざまなコミュニティ活動の場として活用されるほか、ウルトラグッズも展示。だけども残念ながら土日はお休み。
↓30年前のフィギアを飾る駄菓子屋さん。こういうお店がもっと増えるといいな。
↓ゾフィーが飛んでいます。西端のゲート。
↓こちらは帰ってきたウルトラマン。南端のゲート。ここからもう少し行くと、円谷プロがあります。
↓そしてウルトラマンが飛ぶ北端のゲート。電線に絡まっちゃダメよ。3つのゲートを全部歩いてまわるのは骨です。
↓円谷プロは商店街の南の住宅街の中にありました。
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東京ポタリング Vol.7 ~花やしきがまちへ進出!?
http://okamitsu.exblog.jp/5732427/
2006-09-22T10:03:00+09:00
2006-09-22T10:05:59+09:00
2006-09-22T10:03:21+09:00
mitsufumi_okada
東京ポタリング
・・・以下は台東区ホームページより(一部修文)
浅草の「伝法院通り」(浅草寺南側に位置し東西約200メートル、仲見世商店街西側に続いている)は、商店街の景観を江戸の町並みに変える事業を平成17年6月から進めていましたが、同年12月、改修が完了しました。
この景観整備事業は、つくばエクスプレス開業を機に浅草への誘客と地域活性化を促進しようと、浅草伝法院通り商店街振興組合(組合員数23)と伝法院通り商店会(組合員数10)が「伝法院通り江戸まちづくり協議会」を組織し、店舗外観や道路などを改修して個性的で魅力ある江戸の町並みを浅草に再現することに取り組んでいたものです。
協議会では、来街者の関心を伝法院通りに引き寄せ、雷門・仲見世からの人の流れと、国際通りのつくばエクスプレス浅草駅からの人の流れを伝法院通りでつなぐことで、浅草の賑わいと回遊性を高めたいと考えています。
またこの事業は、東京都の地域連携型モデル商店街事業の第1号となる指定とあわせて、台東区景観まちづくり条例に基づく景観協定の第1号としても認定されており、東京都及び台東区の支援を受けて景観整備が進められていました。
新しくなる伝法院通りの見所は、店舗の軒瓦と看板、そしてのれん風日除けなどで、各店舗がすこしずつ違ったデザインで仕上げられています。道路も江戸の道をイメージし、土の道路のように見える舗装を施してあります。閉店後に降ろされる各店舗のシャッターは、江戸商家などをイメージした絵で飾られ、中には「水戸黄門」「出雲の阿国」「坂本竜馬」「土方才蔵」「新門辰五郎」など8人もそれぞれの商いに関わりのある店先に描かれています。また、ねずみ小僧も屋根に登場しています。
・・・いやぁ、とりあえずがんばったねぇ、と言いたいところだけれども、ちょ~と“ニセモノ感”が強すぎるかなぁ。思わず花やしきが敷地外に進出してきてしまったのかと思ったよ。テーマパークの中なら面白いけれどもねぇ。外国人さんもたくさん来るだけに、もう少しホンモノ整備ができなかったのかな、と残念に思ってしまいました。
ただ、ねずみ小僧が覗いているような遊び心は、個人的に嫌いではない。シャッターに絵を描くのも、ひとつの工夫でしょう。ただの灰色のシャッターが閉まっているよりずっといい。TX浅草駅と仲見世をつなぐ回遊の魅力にもなるでしょう。
この時はちょびっと寄って歩いただけなのでお店には入っていないけれども、願わくば、お客さんとお店の女将との交流や、暮らしの文化(風鈴や打ち水、夕涼みなど)がイベントではなく普通に根付いているなど、目に見えない部分の“ホンモノ感”で人を惹きつけると素敵だろうなぁ、と思います。舞台は整ったのだから。
そんなことを考えながら、仲見世でせんべえ買って帰ってきました。
↓TX浅草駅の案内板は立体地図になっていました。北は右側ね。
↓浅草六区から伝法院通りにかけての街路灯には、往年の名スターの写真と解説が。東八郎、由利徹、青空球児好児etc...
↓伝法院通りの商店街への入り口です。
↓ちょ~と“ニセモノ感”が強すぎるような。思わず「いつの間に花やしきに!?」の錯覚。
↓あっ、御用だ御用だ!
↓閉まったシャッターにも絵を書いて、寂しげにならないように工夫。
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